自宅でワインを保管する際に注意すべきことについては、
前回まとめた通りです。
ちょっとしたことですが、取り扱いに注意をすれば
特に保管といっても難しいことはない ということがおわかりになられるかと思います。
保管する場所であげましたうち、家庭にある家電製品として、
「冷蔵庫」を使う という話で前回は終わりました。
ただ、ワインを冷蔵庫にさえ収納すれば安心!と思いきや、
実はそんなわけではないんですよね。。。
冷蔵庫にワインを保存するワケは、放置しておくよりはベター
急激な温度変化に弱く、直射日光にあたるのは苦手 という特徴がワインにあります。
そんな中、日本の夏は「高温多湿」であり、
特に昨今の夏の暑さは、人間の私たちでも大変な季節ですよね。
そんな過酷な季節に、ワインを部屋にポンと置いて保存しておく
ということは、温度変化に弱いワインには品質保持的にも厳しい状況になります。
だから、その場合にはワインを常温でそのまま保存して置くよりも
冷蔵庫に保存をしておく方が「まだまし」という意味になるんですね。
冷蔵庫内にワインを保存する際に最適な場所
ワインを冷蔵庫に保管する場合、あなたならば冷蔵庫のどこにワインを置きますか?
- ドアポケットのペットボトルなどを常備している場所
- 野菜室
- 冷蔵庫内の任意の場所
上記3つのうちあなたならば、冷蔵庫のどこにワインを保管しますか?
ドアポケットのペットボトルなどを常備している場所
ワインボトルもちょうど収納するには、ぴったりのサイズ感ですよね~
ある意味「使いやすい場所」になるかと思います。
ただここはワインを保管する際には、避けたい場所になります。
そう、ボトルサイズ的にはオッケーでも、
ワインの保管という意味ではダメな場所です。
なぜ冷蔵庫のドアポケットはワインを保管する場所に適していないのか?
それは、「振動」を直接ワインが感じる場所だからです。
→ワインは振動に弱い飲み物ですよね。
ドアの開け閉めの際にドアポケットって、一番振動が起こる場所です。
写真の冷蔵庫のようにドアポケットには、隙間なく冷蔵品が収納していたとしても
ドアを開閉するだけでもボトルが左右に動いたりして、
それによってワインに振動が伝わる ということからです。
冷蔵庫の構造から言って一番置くべき場所かと思いきや、
ワインに関しては保管する場所としてはダメな箇所 といえます。
野菜室
冷蔵庫内にある野菜室。
野菜はかさばるものが多いので、ある程度の容量が冷蔵庫には準備されています。
ワイン1本や2本程度であれば、比較的簡単に収納できますよね。
という手軽さで利用されている方も、案外多いかと思いますが・・・
ただ、残念ながら野菜室もドアポケット同様に
ワインの保管には適さない場所になってしまいます。
野菜室がワインの保管に向かない理由
これも冷蔵庫ドアの開閉による「振動」を感じるケースが多いから です。
野菜室も日常的に、開閉する機会が多いですからね。
冷蔵庫内の任意の場所
冷蔵庫の中でも、ドアポケットでもなく野菜室でもない、
冷蔵庫内であれば、保管する場所としては上記の2つよりも
ベターな場所と言えます。
冷蔵庫内が保管場所としてベターといえる理由
上記の2つと違って、「振動が少ない場所」であれば
冷蔵庫内の任意の場所であればいい ということになります。
ただし、ワインの場合は立てて保存するというよりも
- ワインボトルを寝せて保存できる箇所
- 頻繁に冷蔵庫内で移動させずに済む場所
であれば保管するにはより良い場所になります。
ワインボトルを寝せる意味は、コルクの乾燥防止という点からです。
まとめ:冷蔵庫でのワインの保存の場合でダメな場所
冷蔵庫の中でも、ワインにとってストレスとなる「振動」をもろに感じられる場所
- ドアポケット
- 野菜室
がダメな場所でした。
そしてワインを冷蔵庫に入れる場合には、
ワインボトルを立てるのがダメなとことも言えます。
実際に冷蔵庫内で、ワインボトルを立てて保存する場所といえば、
必然的にドアポケットとなりますしね。