「あのー、使っていないコルクって、分けてもらえませんか?」っていう方が、ご来店されたんですね。
まあ、私もワインを飲んだごとなぜかコルクだけは保管していますので
(使用済みのコルクでいつかなにか使えるだろう!ってわけのわからん理由で)
その方にコルクをお渡ししました。
で、何するのかな?と思ってお伺いすると、なんかパイプがどうとかこうとか?はっきりとしたことをおっしゃらなかったんですけど、
これってもしかして来月からのたばこの値上げ云々にかかわることかしらん?と思ってしまいました。
(でも使用済みコルクでなくてワインはいかがですかぁ~)
さて、前置きが長くなりましたが、今回はコルクについてのお話です。
ご存知の通り、ワインの栓って「コルク」が一般的ですよね。
よって抜栓する際に実は大変だったりします。
(おとといのお客様に至っては「コルクが堅くて空かないんですけど、助けて~」ってメールが来ました)
コルクにも種類がある
実際にコルクを使用からスクリューキャップへと移行してきているのが現状です。
ワイン=コルクというイメージが強いとなんだか安っぽくてがっかり!と言われるのがスクリューキャップですね。
でもメリットが多いために意識的に移行している国も現実にあります。
↑天然のコルク(ちゃんと木で作られています)
高価なワインほど、コルクが長かったりしますが。
コルクではなくスクリューキャップを選択するメリットってご存知かもしれませんが。。。。
スクリューキャップを採用するメリットとは
- コルクの破損の心配がない
- コルク臭がつかない。
- 保存が楽である。
- コルクに付着するカビの心配がいらない
もうちょっと詳しく解説しますね。
【補足説明】
1.コルクの破損の心配がない
これはは誰しも経験があることではないでしょうか?
中には泣く泣くコルクが抜けず、ボトルに沈めてワインを飲んだっていうかたもいるかもしれません。(はい、私自身がそんなことありましたがっ!)
2.コルク臭がつかない
こういったことが実は2カ月程前当店でもありました。
非常にまれなことですけどね。
スクリューキャップであれば、「コルク臭」が付かない という安心感があります。
3.保存が楽である
コルクは乾燥を嫌います。
乾燥したコルクを抜くとバラバラになり、抜栓が失敗して結果的に1.へと向かうことになります。
それを避けるにはワインのボトルをできる限り寝せておくのがいいでしょうね。
乾燥防止にはなりますよ。
4.コルクの付着するカビの心配がいらない
まずコルクにカビが付着してもまったくワインには問題ないことを最初にお伝えしておきます。
というのもワインの保存適正温度は15度~湿度は75%程度で、一般にカビが発生しやすい環境だから、コルクにカビが生えてもおかしくない状況ということなんです。
カビをきれいにふき取れば全く問題ありません。
一方スクリューキャップはその心配が一切いらない ということなんですね。
スクリューキャップを積極採用する国 NZ
それらを勘案してニュージーランド(NZ)では高級なアイテムから意識的にスクリューキャップへと移行してきているワイナリーもあるほどです。
しかもニュージーランドのスクリューキャップのワインの方が多いほど。
ある意味ニュージーランドは先進国ですね。
コルクを使っているワインも多種多様
また、ニューワールドと呼ばれるニュージーランド・オーストラリア・チリ・アルゼンチン・南アフリカなどのワインのコルクは上記のような木ではなく合成コルク(プラスティック)を使用されているケースも多いですね。
比較的手ごろに手に入れることが出来るワインでも、使用されているコルクスタイルの栓です。
しかもこれらのコルク、結構キョーレツな色が着色されているものもあったりします。
(ワイン自体はいいのに、なんかそんなのを見た時はガックリします
コルクにも種類がある
↑シャンパン等の泡系ワインのコルク
でもフランスなどではコルクからスクリューキャップって、
なかなか移行が進んでいないんですよね~
いろいろと大変でして・・・・
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