世界中にさまざまなワインがあれど、ワインを飲む・話題にするという点では、
欠かせない国といえばフランス。
言わずと知れたワイン生産国としても有名ですし、
ワインを飲まれている国という点でもご存知の通りですね。
ワインを飲まれたことがある方ならば、
必ず一度は口にしたことがあるのが「フランスワイン」になりますね。
そんなフランスワインの中でもシャブリって聞かれたことはありますか?
ここではフランスワインの中でもよく話題になる「シャブリ」について
まとめてみます。
シャブリとは?
フランスワインの中でも有名なワインの中の一つが「シャブリ」です。
シャブリとは、フランス・ブルゴーニュ地方に位置する「地域」のことです。
ブルゴーニュ地方-シャブリ地区全体は下記になります。
出典元 Original map: Sting, modifications by Wikialine – File:France_location_map-Regions.svg, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7713107による
もちろん、地域名でもありワインの生産地域としても表記されます。
→地域名と同じく「ワインの産地名」でもあります。
ブルゴーニュ地方といえば、
赤ワイン・白ワイン・スパークリングワインなどを作られている地域ですが、
シャブリは白ワインが作られているです。
シャブリ=白ワイン
という風に認識していただくことができます。
シャブリとして作られるワインの原料ブドウは?
シャブリ=白ワインであり、シャブリ=地域名
ということでした。
そんなシャブリですが、使用される原料ブドウは、
シャルドネ
になります。ですから、
シャブリ=白ワイン=シャルドネ
ということです。
つまりワインにおいて「シャブリ」と言われれば
フランス・ブルゴーニュ地方のシャブリという地域でできた、シャルドネというブドウで醸造される白ワイン
というのがシャブリ ということになります。
シャルドネというブドウで作られている白ワインは、
世界中に存在します。
ただ「シャブリ」というのは、このシャブリ地方のシャルドネで作られた白ワイン
ということなので、シャブリ地域特定の白ワインを指します。
(裏を返せば、この地域以外に「シャブリ」は存在しない ということです)
シャブリがワインの中でもよく選ばれている理由
ワインを嗜んだことがある方ならば、
一度は「シャブリ」という名称を聞かれたことがあるんじゃないかなーって思います。
上記のようなシャブリの具体的なことを知らなくても
「なんとなく聞いたことある」というものではないでしょうか。
なぜシャブリってそこまで有名で知られているのか?
いくつかの理由があります。
理由1.フランスワインの中でも銘醸地の一つ
そもそも白ワインといえば、たくさんのブドウ品種があります。
その中でも特に有名なブドウ品種といえば、「シャルドネ」です。
白ワインを飲んだことがある方ならば、
一度は口にしたことがあるブドウ品種といえます。
そう、まさにシャルドネはシャブリ地区での一大生産地域でもあります。
シャブリといえばシャルドネ
と言われるほどの銘醸地ですからね。
理由2.様々な格付け(ランク)がある
シャブリ地区で醸造されるシャルドネの白ワイン シャブリ。
一口にシャブリといっても、実は様々なクラスが存在します。
いわゆる「畑ごと」でそのランクが分かれている という特徴もあります。
「格付け」といえばいいですね。
出典元:Vino Foretより
- シャブリ グラン クリュ(特級畑)
- シャブリ プルミエ クリュ(1級畑)
- シャブリ
- プティ シャブリ
シャブリ グラン クリュ(特級畑)
シャブリ地区の特級畑として認定されているのは、
7つの区画(クリマ)のみです。
シャブリの中でも「最も優れている」と言われている畑です。
出典元:Vino Foretより
- ブージョ
- ブルーズ
- ヴォーデジール
- グルヌイユ
- ヴァルミュール
- レ クロ
- ブランショ
シャブリの中でもわずか「2%しかない」と言われているグランクリュ。
見つけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
これらの情報は、もちろんラベルに書かれています。
シャブリ プルミエクリュ(一級畑)
一級畑である シャブリ プルミエクリュは、特級畑よりも少し多く
40もの区画(クリマ)が存在しています。
グランクリュ(特級畑)同様にプルミエクリュ(一級畑)も、
デリケートな風味に仕上がっています。
プルミエクリュは「Premier Cru」と書かれますが、
実際のラベルには1er Cru
という風に記されます。
シャブリ
一般にシャブリといえば、このクラスを指します。
標準的なシャブリになります。
シャブリの4分類のうち、一番多く販売されているのがここになります。
プティ シャブリ
全てのシャブリの中でも、一番手軽に取りやすいシャブリです。
カジュアルに使えるものが多いために、
日常使いとしても最適ですね。
理由3.シャルドネの代名詞的な存在
白ワインを飲み進んでいくと、必ずといっていいほど巡り合うのが「シャルドネ」というブドウ品種です。
一般にシャルドネは
- 樽熟成をさせて醸造されるタイプが圧倒的に多い
- 世界各国で幅広く栽培&醸造されている
ということで、ワインを飲む方にとっては非常に親しみやすいブドウ品種の一つといえます。
そんなシャルドネを飲んでいくと、必ずといっていいほど到達するのが
シャブリです。
いろんな国やシャブリ以外のフランスのシャルドネを飲み進んで行った結果、シャブリにたどり着くというのは、
やっぱり他の国や地域と違うシャブリの奥深さを感じるからでしょう。
それは、上記に挙げたように「格付け」というランクを制定している
ということも大きく影響を受けているといっていいですね。
もちろん、シャブリで作られるシャルドネの「土壌」や「気候」なども起因しています。
その結果、最終的にはシャブリをチョイスする
ということになるようです。
まさにシャルドネを飲むならシャブリ
という構図が成り立ちます。
まとめ:シャブリが選ばれる3つの理由とは
白ワインといえば「シャブリ」
と言われるほど著名なワインについてお伝えしました。
シャブリはフランスワインの中でも代表的な存在であり、かつ
白ワインの代名詞的な存在でもあります。
どうしてそう言う位置付けに確立されたか?というと
- フランスワインの生産地の中でも銘醸地の一つであるため
- シャブリ自体に「格付け」がありシャブリのランクにより明解だから
- シャルドネの代表的な象徴の産地だから
と言う理由からフランスワイン とりわけ白ワインの中でもシャブリをおすすめのアイテム としてあげることができます。
ある意味「迷ったらシャブリ」をチョイスする
と言うスタンスでも問題ないですね。
先にお伝えしましたとおり、さまざまな格付けやクラスのシャブリが存在しますので
シーンに応じてシャブリを楽しんでみてはいかがでしょうか。