ワインのラベルを見ると、さまざまな情報が書かれています。
特に輸入ワインであれば生産国の母国語で記されているために、
何を意味しているのかわからない!
というふうに思われるのかもしれません。
その中でもヴィンテージについて、ここではお知らせします。
ワインにおけるヴィンテージの意味は?
ワインのボトルのラベルに書かれているヴィンテージ。
上記では2013と記されていますがこれは「西暦」を表しています。
そして、この数字こそがヴィンテージ と言うことになります。
このヴィンテージが表している意味ですが、
ブドウの収穫年
をさしています。
ヴィンテージ表記の有無とその基準
実は全てのワインのラベルに、ヴィンテージが書かれているか?
というとそんなことはありません。
ヴィンテージが書かれているワインもあれば、
そうでないワインもあります。
ヴィンテージが書かれていないワインの代表例を一つ挙げるのであれば、
シャンパンです。
もちろん、一部のシャンパンではヴィンテージ表記されているのもありますが、ヴィンテージ表記されていないシャンパンがあるのも事実です。
(シャンパンの原料となるブドウ原酒が、複数年のものを用いいているためにヴィンテージ表記できない と言う側面があるからです)
では、どういったワインがヴィンテージの表記がされるのか?と言うと・・・
- 収穫年のブドウを100%使用したワイン
- 各ワイン生産国の規定をクリアしたワイン
がラベルにヴィンテージ表記できる と言うものです。
ヴィンテージ表記をしてわかること
ワインのラベルに書かれているヴィンテージ。
これを見ることによって、わかることがあります。
「何年収穫のブドウでできたワインか?」と言うことですから、
その収穫年のブドウの状態が分かりやすい
と言うことです。
ワインの原料であるブドウの出来不出来は、
天候に左右されることが大きいです。
収穫間際まで順調に育っていたブドウも、
収穫直前で遅霜や大雨などの天候により、ブドウの出来が収穫時には急転直下で状況が悪化した
と言うケースもあるんですね。
これは、国や地域・生産者によっても異なってくるので、
一概にこの年はブドウがいい出来だった!
と言うふうな括りでは区別できないんですよね。
もちろん、大まかな地域でざっくりとしたヴィンテージの良し悪し と言うのは分別ができます。
→ヴィンテージチャート と言うのがそれにあたります。
いいワインはいいブドウから と言うように、
ヴィンテージはブドウの収穫の良し悪しがわかると一つの目印的なもの
と捉えていただいてもいいですね。
いわゆる「ブドウのあたり年」(健全なブドウ)かどうか?と言われているのが、
このヴィンテージ で表していると言うことになります。
まとめ:ヴィンテージ表記とは
- ヴィンテージとは?・・・ブドウの収穫年がワインのラベルに書かれているのが、ヴィンテージと呼ばれるものです。
- ヴィンテージは、全てのワインに表記されているわけではない。
- ヴィンテージにより、ブドウの状況の良し悪しがわかるもの。
と言うことでした。
参考にして頂きましたら幸いです。